日本共産党神奈川県委員会

JCP-kanagawa

厚木基地での日米親善祭での市民への銃体験に強く抗議する

              2017年5月2日

在日米海軍司令官  マシュー・カーター少将 様
在日米海軍厚木航空施設司令官 ジョン・F・ブッシ―大佐 様

日本共産党衆議院議員        畑野君枝
日本共産党神奈川県委員会 委員長  田母神悟
日本共産党神奈川県会議員団 団長  井坂新哉

厚木基地での日米親善祭での市民への銃体験に強く抗議する

 4月29日に米海軍厚木基地で行われた「日米親善春祭り」の会場で、原子力空母ロナルドレーガンの艦載機の多用途・補給支援ヘリコプターMH-60Sに搭載された機関銃と小銃が、子どもを含む見学者が自由に触れることのできる状態で展示されていることが判明した。綾瀬市と大和市からの口頭での抗議を受け、午後2時には触れることはできない状態になっていたが、4時間もの間、市民が実物の銃器に触れられる状態にあったことは看過できない極めて重大な問題であることを指摘せざるを得ない。
 第1に、子どもを含む見学者に実物の銃器を持たせることは、武力による威嚇又は武力の行使を永久に放棄した日本国憲法の平和主義に背くものであると同時に、銃器への関心を引き起こすものであり、銃の所持を厳しく禁止している我が国の銃砲刀剣類所持等取締法の趣旨を踏みにじるものである。在日米軍基地内での行為とはいえ、日米地位協定第16条は米軍人などの日本法令の尊重義務を定めており、我が国の法令を無視して行われた銃器体験は極めて問題である。
 第2に、とりわけ、今日の北東アジアの緊迫化する情勢の下で銃器の体験をさせることは、武器への抵抗感をなくし、国際紛争の平和的解決を妨げる要因にもなりうる。
 第3に、2002年に発効した子どもの権利条約追加議定書で18歳未満のすべての者の兵士禁止を定めたことに見られるように、子どもが兵士として募集されるのを防ぐ様々な取り組みが国際機関やNGOによってなされているなかで、訓練や教育を通じて教化されやすい子供の特性からみて、子どもに銃器体験をさせるのは、教育上由々しき問題である。
 第4に、2013年8月に横須賀基地で開催されたフレンドシップデイにおいても同様の銃器体験などが行われたが、各方面から在日米海軍司令官などに厳しい抗議が寄せられ、当時の横須賀基地司令官デイビッド・グレニスタ大佐が横須賀市役所を訪れ釈明し、「今後同様のことが起こらぬよう最大限の配慮をしていく」と発言した。今回の事態はその約束を踏みにじるものである。
 厚木基地開放イベントは恒例の行事ではあるが、厚木基地周辺住民は空母艦載機による昼夜を問わない爆音被害に象徴されるように、基地あるが故の苦しみを半世紀以上押し付けられている。
真の日米親善は対等平等の日米関係の樹立にこそある。日本共産党神奈川県委員会は、日米安保条約の廃棄と米軍基地の撤去、日米友好条約の締結に向け全力を尽くすものである。

以上

厚木基地での銃器体験抗議文訂正版2017年5月2日

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