日本共産党神奈川県委員会

JCP-kanagawa

総理こそ外交の障壁  田村智子参院議員

(「しんぶん赤旗」2014年1月8日(水)号、『新春随想』から転載)

「荒海に敢然と出航するような思い」と新年の挨拶を準備した昨年末。安倍総理の靖国参拝、辺野古埋め立て承認のニュースで、いよいよこの思いが強まりました。
実は総理が靖国参拝をするという一報を私は中国北京市で聞きました。この前日25日朝、日中友好議員連盟の超党派訪中団(6党10人)が日本を出発、党議員団を代表していたのです。
団長を務めたのは自民党の小渕優子衆院議員が厳しい表情で伝える内容に、全員が驚きと失望を感じたことは間違いありません。若手の自民党議員の一人に「古い言い方すれば『え、マジで?』という気持ちでは」と話しかけたら、「その通りです」と苦笑していました。
この日、私たちは劉延東副総理との会見を予定していました。その中で私は、「尖閣諸島の領有権を主張することは、侵略戦争への無反省とイコールではない」という問題提起をしたいと考えていました。
しかしその機会は全て奪われました。予定されていた会見はすべてキャンセル、もう帰国するしかなくなったのです。
冷え切った両国関係のなかで、政府要人との会見をセットするのに中国の関係者は大変苦労をされました。「それが全てダメになった。言葉が見つからない。ただ胸が痛いだけ」-日本の外交にとって最大最悪の障壁が総理大臣であることを痛感しています。

田村智子-3

Return Top